そうだ、これは忘れないようにメモしておかないと。
アメリカ本土が戦場にならない限り戦争は歓迎、という政治勢力がアメリカにいる、というのは私は確信してます。いわゆる軍産複合体ですね。陰謀論とか言われるかもしれませんが、そういうインセンティブは間違いなくあるので。……悲しいけどこれ、資本主義なのよね。
で、国際関係論とか、そういう分野の人たちの書くものには、そういう勢力は一切出てこない。政治の建前としてはそういうのはいないことになってるし、表に出てる材料で確証がないことは専門家だからこそ書けないだろう。その辺りの雰囲気はなんとなく想像つく。ただ、これを計算に入れずに分析しても、どうしても何か足りないという気はする。
一箇所、石田淳「防衛行動の予見可能性」(世界2023.5)の「米中それぞれの本土を「戦域」としない米中にとっての「限定」戦争について日米の利害は一致するのだろうか?」という一節に、そういう可能性の匂いを感じなくもないが(ここはもっと一般的な意味での利害の不一致を問題にしてるのだが、しかし)。