そうですね(他の医師に繋げた件)。
ちょっと意外でした。
ただその医師と父親との関係が気にはなりますね。そこに上下の支配関係とかは無かったかとか。(実際のところは分かりませんが)
家族の治療は、このケースは難しかったかも知れませんが、家族療法ではよく取られる選択肢ですね。
ご存知かも知れませんが、家族療法では、このケースでの娘のような立場の人を「IP」と呼びます。identified patient の意味です。家族の中で「コイツの問題だ」と言われてしまう人ですね。例えば不登校になった子どもとか、ギャンブル依存の夫とか。identifyされているだけ(患者と目されているだけ)で、患者かどうかはペンディングされています。
そして、最初に相談に来た家族メンバー(このケースでは父親ですね。「娘のことで困っているので、診てほしい」と最初に家族の問題を同業者に相談した)を、FC(first client)と呼びます。そのまんまですけど、まぁその家族の中では一番問題意識が高い人だと考えることが多い。
そして、むしろ導入としては、治療の対象はfirst clientにしたりします。来たがらないIPを無理やり引きずって連れてきて貰ってもあまり良いことが起きないから。