福島復興は、国が全面的に介入して、実務的にも国の役人が(馬車馬のように)まわしてきたので、福島県庁のできなさ具合が表面化しなかったのですが、2025年度以降、復興予算が切れたあとにもっとも問題になるのは、ここだと思います。
予算が切れるということは、国の介入が薄くなる、ということですから、自力でまわすしかなくなります。
ただ、これまで国におんぶに抱っこ丸投げできた福島県庁には、それだけの能力はありません。
能登の復興の遅れは、被害規模に対して自治体の対応できる範囲を超えている側面も大きく、そこに福島のようには国が介入していないから、遅れが目立つのではないか、と思います。
もちろん、自民党政権下における国の省庁の機能低下も大きいと思います。