「つばさの党」の映像を見た時に、異様な感じを覚えたのは、社会に対する強い敵意とコミュニケーションが遮断された一方的な様子だったのですが、新しいカルト的集団だと考えると、非常に納得ができます。
これまでもソーシャルメディア上では、「れいわ」に対してカルトだ、などというコメントも見られましたが、「れいわ」は社会を志向しているので、カルトには該当しないと思います。
これまでの言動を見る限り、つばさの党は、社会をまったく志向していない、社会と孤絶した、あるいは既存社会を敵視する別の論理で動いている、そういう意味でカルト的であると言ってよいと思います。
若い世代を社会が包摂しなければ、こういうことが起きるのは、自然の流れともいえるように思います。
山上にせよ、京アニ放火にせよ、そうした予兆は十分に出てきていたにもかかわらず、手を打たなかった為政者には大きな責任があると思います。