私が環境省に関心を持つようになったのは、震災後の除染対応などがあまりにしっちゃかめっちゃかで、なぜこの役所はこんなになすことなすことすべて的外れなのか、との憤りが最初でした。
のちに、そもそも環境省は、事故前は放射線関係は所掌ではなく、まったく基本知識がなかったこと、省庁も非常に小さい上に人数も少なく、到底除染のような巨大事業を捌ききれる規模ではなかったということ、少人数で慣れない仕事にあっぷあっぷしていた、ということを知ったのですが、そういう事情を解説してある記事は、読んだことがありませんでした。
自前で数年かかりで、会う人ごとになぜ環境省はああなのか、と尋ね続けて、ようやく合点ができたというわけです。
これが経産省であれば、「そもそも経産省という役所は。。。。」とうんちく解説を入れる人がいくらでも無尽蔵に湧いて出たでしょうが、環境省ではほとんど見かけず、自前で調べるしかなかったのでした。