>> 眼下の殺戮に抗議することは、反ユダヤ主義の表明ではない。ヘイトスピーチでもない。ユダヤ人学生にとって危険でもない
私は以前米国でハイテク業界を取材してきた関係で、知り合いにユダヤ系アメリカ人が不釣り合いに多くいます。彼らの多くが、ネタニヤフ政権発足後、10月7日のハマスの奇襲が起きるまで、ネタニヤフを倒さないと、イスラエル、そしてユダヤ民族が危険に晒されると声を上げていました。
しかし、ハマスの奇襲と人質により、沈黙してしまいました。つまり、殺戮反対=イスラエル批判=反ユダヤと見做す、という風潮に抵抗できなくなってしまったと考えています。
米国の場合、反イスラム/反アラブを煽るトランプとそのキリスト教系支持者が、イスラエル/ユダヤのメディア操作に同調してます。彼らの多くは本音では「反ユダヤ」なのですが、今回はユダヤ/イスラエル支持に回っています。さらにややこしいのは、一部のキリスト教原理主義者が「Second Coming/キリスト再臨」実現のためにユダヤ人国家が勝利する必要があるという信仰です。