ところが子供の頃(今でも)、ポロッと出た言葉(意図せず無意識に、自分らしくもなく)に、先生や友人がいたく感心することがある。言葉ではなく、発言した「私」が祭り上げられ称賛される。言ったのは私だが、何か別のものが私に言わせた、という乖離感が喉につかえて気まずい…そんな思い出。