社会のなかに居場所がないため宗教に救いをもとめたのに、既成宗教のなかにも居場所がなく、女性をターゲットとして収奪する統一教会の餌食になる、というのは、何重の意味でもすくいのない話だと思いますが、今回の既成宗教界の宗教者による性暴力も、同じ構造のなかで起きたことなのではないかと思います。
どれだけまじめに意見を言っても、軽くあしらわれ、まともにとりあってもらえない。それが年を重ねるごとに強まっていく。この所在のなさは、男性にはわからないと思います。
私の場合は、一緒にやってきた欧州の友人が、ちゃんと私の意見も取り合ってくれたので、続いていますが、日本国内だけでやっていたら、到底続かなかったと思います。