付き合ってから数ヶ月がった。
ゆかりは何とか良好な関係を築こうと努力はしていた。しかし、どうしても恋愛的な意味で、また肉欲的な意味ではマキを想う事ができなかった。
もちろんゆかりは、同性の中ではマキが一番好きだし、恋人にしてあげても良いと思った。
あくまで、"してあげても良い"だったのである。
マキの向ける眼と、ゆかりの向けている眼は決定的に違っていたのだ。
マキを騙している。好意を食い物にしている。そう思いゆっくりと憔悴するゆかり。マキはしっかりゆかりを見ていたので、それにも気付いていた。
マキ「どうしたの」
と問われても、
ゆかり「何でもない」
としか答えられないゆかりは、ついに決定的な間違いを犯してしまうのであった……
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おめが (09omega874@voskey.icalo.net)'s status on Friday, 29-Mar-2024 02:55:31 JST おめが