日本の企業は利益追求のために消費者の健康や命を蔑ろにする癖がある。それは戦後の経済成長の折に全国のあちこちで起こった公害とそれによる病に象徴される。どれほどの人が健康を失ったろう。命を落としたろう。だからその後に国は国民の健康と安全の保証のためにあれこれと厳しい基準を設けたのだ。
だが、機能性食品制度によって国民の健康と安全への配慮は再び企業の裁量に任されてしまった。
「また目先の利益、企業の利益優先か。どこまで国民を軽視するのだろう」
機能性表示食品制度が始まった時に自分はそう考えていた。
だから初めから信用していなかった。機能性も。安全性も。謳われている文句も。何もかも。企業は利益のためなら嘘をつくから。
サプリメントはでんぷんの塊、飲料類は水としか思わなかった。ただし、まかり間違って健康に害を与える可能性がトクホよりも高いだろうでんぷんと水。
だから今回の小林製薬のサプリメント事件、やはり来たか、としか思えない。
時間がかかるんだ。よくないものを少量ずつ経口摂取した場合、健康被害が表に出るにはそれなりの時間がかかる。機能性表示食品制度が始まって8年。今後も出てくるかもしれない。
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