> オッペンハイマーが犠牲者を想起するシーンはある。ノーラン監督の娘演じる白人女性が現れ、焼かれた皮膚のようなものがはがれる場面だ。自らの痛みとして原爆被害を表象するが、やはり広島の市民の姿として描いてはいないとも言える。
> 作品は、オッペンハイマーが「赤狩り」で追い詰められていく展開に多くの時間を割く。戦後もベトナムやイラクで戦争に失敗し続け「悪者」となった米国では、第2次世界大戦は国民が自己肯定感を持てる最後の戦争。その貢献者であるヒーローが悲劇の「被害者」となり、感動を呼んだ。対して広島と長崎やトリニティ・サイトを見せないのは、米国の観客に「加害者」としての罪悪感を持たせない意図でもあったろう。つまるところ、これは原爆映画ではなく伝記映画。大学生らに見ることを勧める。歴史を巡る活発な議論のきっかけになるはずだ。
https://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=140159
#オッペンハイマ #原爆 #原爆映画
\HT @bojacobs
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