高校生を宣伝に使うのは、もういいかげんにやめた方がいいと思います。
高校生に限らず、小学生・中学生、子供達みんなそうですが、なぜ、子供たちにすべてを負わせようとするのか、これも日本文化の「無責任体制」のゆえだと思います。
大人の責任を、「大人の所有物」である子供に転嫁し、大人は支配欲と達成感を満たす一方、そうしたいびつな構造のなかで成長した子供達の一部はトラウマに苦しみ、一部は、同じことを次世代に行って、無責任構造が再生産されていくのではないでしょうか。
先日、被災地出身の高校生と話した時に、復興について「大人は私たちに期待をするけれど、そういう大人は私たちのためになにをしてくれるのか、くれているのか」と直接問われ、うまく答えられませんでした。
若い人や女性の意見はとおらないので、その構造を変えたいと思っている、と答えましたが、子供達だって、大人が、子供を応援するふりをしながら、責任を転嫁しているだけだ、ということに、気づいているんだと思います。