私が先日書いた「復興と子供」についての記事の本文には触れなかったのですが、実は、私が話を聞いた、「大人にいいように使われた」と傷ついているかつての子供のうち、ほとんどが女性なのでした。(男性も居なくはないですが、少ないです)
これは、おそらく、女性が客体化される日本社会の影響が大きくあると推測しています。
日本では、女性は、誰かからの期待を受けてそのように振る舞うことを、言外に強く要請され続け、そして、それを拒否することは(言外に)認められていません。女性は、常に、誰かの要請を受け入れる性であることを求められるからです。
そして、男性には一定の主体性を認められたとしても、女性は、客体化して振る舞えば振る舞うほど、社会的に称揚されることになります。
男性に対しては、女性ほど露骨に「使い倒す」あり方を私も見たことはありません、
それが、露骨にあらわれたのが、原発事故避難地域の子供達への扱いだったのだろう、と思います。