【漢詩】
「八月十五日夜禁中獨直對憶元九」白居易
銀臺金闕夕沈沈
獨宿相思在翰林
三五夜中新月色
二千里外故人心
渚宮東面煙波冷
浴殿西頭鐘漏深
猶恐清光不同見
江凌卑濕足秋陰
「中秋の名月の夜、宿直し、月を見上げて元久(友人)を思う」
[宮中の立派な建物が夕闇に厳かに照らされている。一人で役所に宿直しながら、君のことを思う。
中秋の名月に、二千里離れた古き友の心が映っているみたいだ。君のいる江陵の水辺の靄と波…私のいる長安の宮廷に響く鐘の音…
君のいる場所は秋は曇りが多いから、私が見ているこの月の光を、君はいま見られずにいるかもしれないね。]
(↑ちょっと違うかもです)
同じ作者、白居易。
友人の元久(詩人)は三月に左遷され、遠くにいて会えないらしい。
三五夜中新月色
二千里外故人心
の部分が日本でも有名になり、『源氏物語』でも光源氏が「二千里の外 故人の心」と言っているとのこと。
作者の白居易は皇帝と楊貴妃の恋愛物語『長恨歌』で有名になった、とあるので、やはりロマンの人なのかな…?(まだわからない)(予習、かなり手探り)(不安…)