【漢詩】
「春中輿盧四周諒華陽覲同居」 白居易
性情懶慢好相親
門巷肅條稱作鄰
背燭共憐深夜月
踏花同惜少年春
杏壇住僻雖宜病
芸閣官微不救貪
文行如君尚憔悴
不知霄漢待何人
「春、盧周諒(友人)と華陽観(下宿?)に住んでいる」
[どちらもズボラな性格で、相性がいい。
静かな路地だから、隣どうしで住むのにも良い。
一緒に灯に背を向けて月を眺めたり、花びらを踏みながら過ぎゆく若い日を愛し惜しんだりしている。
杏壇の住まいはざわめきから離れていて、養生するにはいい。でも秘書省のお勤めは地位が低く、貧しさから救われない。
教養のある君でさえ、そのせいで憔悴してしまっている。朝廷はどんな人材を求めているのだろうか。]
友人と同居している若い不遇の時代の詩かと思いつつ、
背燭共憐深夜月
踏花同惜少年春
があまりにも耽美なので、BL的にも読めなくもない…? ブロマンス的かも…? と思った一編です…
壮大な世界のロマンではなく「二人の限定空間のロマン」という印象が強いです。