今朝見たニュースをもう一つ。
戦争はもはや無人機なしでは成立しないそうな。
ウクライナもロシアもドローンを増産しているとのこと。
そもそも戦争の本性は「生存のための必然的な闘争」ではなく、ルーツは戦士=貴族の祭、つまり遊びだ。ご褒美は名誉だった。その限りにおいて戦争は美的な価値を持つ。
それがナポレオンあたりからおかしくなってきて、クラウゼヴィッツが「戦争とは他の手段をもってする政治の継続である」などと言いだし(このテーゼは政治もまた貴族の遊びであるという含意の元でのみ真実である)、戦争が総力戦になって、ついで非戦闘民の無差別殺戮が始まり、都市の空爆という、それ自体「手を汚さない戦闘」を経て、ついには戦争の完全な無人化がおきる。
無人機も人間が遠隔操作をするのではなくAIが自律的にターゲットを選択するようになるだろう。多分もうなっている。もっとも無人化は殺す側だけの話であり、殺されるのが生身の人間であるのは今も昔も同じ。
つまりもう、戦争には何の意味もない。ボクシングの試合にブルドーザーを持ち込むようなものだ。そろそろ我に返ってもいいんじゃないか人類。
いや理想論とかそんな話ではなく。
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Satoru Hasegawa (tsbasatoru@toot.blue)'s status on Friday, 23-Feb-2024 09:50:04 JSTSatoru Hasegawa