「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」は鬼太郎の前日譚としても、妖怪映画としても、バディものしても良くできてるから面白い。多分横溝正史オマージュでもある。
やっぱりちゃんと思想(反家父長制で反植民地主義など)があるから安心して楽しめるところはある。戦前戦後の日本を美化しないところも好き。加害者が許されたり救われたりもしない。(作者に思想がなくて、ただの植民地主義や歴史修正、軍人賛美になってしまってぶれぶれのゴールデンカムイとは違う)
もちろん完璧な映画ではないので、女性キャラクターとその描き方に限界があるし、猫娘の造形にも疑問はある。
また映画館で観たい映画ではある。