@fukuyoken3daime >> 認知症になると第二言語を忘れたりもすることかと最近思うように。米在住で昨年亡くなった日本出身の叔母も英語を忘れてしまった。
もう30年以上前ですが、医療人類学のフィールドワークで日系アメリカ人1世(日本生まれで移民で米国に行かれ最初の世代の方々)にインタビューさせていただいたことがあります。入院以前はほぼ完ぺきな英語を話せた方が、脳梗塞などをやった後、日本語しか出てこなる例はよくあります。ロサンゼルスダウンタウンの病院では日本語の多少わかる看護師を置いていたり、通訳ボランティアを用意していました。日系人向けの老人ホームがあったのも、食事や文化環境もあるでしょうが、言葉が重要だったと思われます。
いわゆる完全なバイリンガルな家庭で育ったのでなく、習得した第2言語は、認知症やその他の疾病などで、失われる可能性があると思います。今後、過去30年ぐらいに渡米して永住している日本人が高齢化するに従って、この問題はもっと顕在化するのでは。