>「みんなのおうち」の経済的な基盤は心許ない。いくらかの寄付と行政からの一時的な資金をつなぎ合わせ、節約に節約を重ねて、小林さんはこれまでの活動を何とか維持してきた。
そうしたお金がもし途切れてしまえば、この居場所はなくなる。子どもたちがご飯を食べ、勉強できる場所だ。親たちが相談し、息を抜ける場所だ。
小林さんは「ボランティア」について何度も語っていた。その背景には、地域の日本語教室など、外国ルーツの人々を支える様々な活動への公的な支援が十分でなく、無償かわずかな謝金のみで参加してくれる人々に頼りきってきた日本の現実がある。
https://www.refugee.or.jp/fukuzatsu/kazukofushimi02#gsc.tab=0