自民党内からも冷ややかな声
13日夜の会見で、信頼回復に向け、「火の玉」になると決意表明し、背水の陣を敷いた岸田首相だが、党内からは「火だるまの間違いじゃないか」と、冷ややかな声が上がっている。
官房長官の後任人事については当初、加藤前厚労相や浜田前防衛相の起用を模索したものの、調整が難航。
そのため、「身内」である林氏が浮上したが、麻生副総裁が外交姿勢をめぐり距離を置く林氏の起用に難色を示した。
岸田首相としては反対意見を振り切り、林氏の起用を決断した形で、首相周辺も「今は平時ではない」として、林氏の高い答弁能力や首相との近さを強調している。
一方、党内からは、岸田派からの起用について、「ただの安倍派外しで、臭いものにふたをしただけだ」、「もうこの政権は厳しいだろう」などと厳しい声が出ている。
これまでスクラムを組んできた党幹部との関係性が変わる可能性もあり、厳しい政権運営を迫られることになりそう…