安倍派「裏金」数億円規模 幹部以外、数千万円還流か | 共同通信 https://nordot.app/1106524665502482948
Published 2023/12/10 19:13 (JST)
自民党派閥の政治資金パーティー券問題で、安倍派(清和政策研究会)から最近5年間でそれぞれ数千万円のキックバック(還流)を受けていた議員が複数いるとみられることが10日、関係者への取材で分かった。松野博一官房長官、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長ら安倍派幹部側に各1千万円超が還流したとみられることが既に判明している。いずれも政治資金収支報告書に記載していなかったとされ、派閥全体での裏金は5年間で数億円規模に上る可能性が出てきた。
関係者によると、数千万円を受領したとされる議員側には、大野泰正参院議員(岐阜選挙区)や池田佳隆衆院議員(比例東海)が含まれる。谷川弥一衆院議員側(長崎3区)も高額だったという。東京地検特捜部は13日の国会閉会後、政治資金規正法違反(不記載・虚偽記入)の疑いで還流を受けた議員側への捜査を本格化させる。既に秘書らへの任意の事情聴取を進めている…