「以前は、ノルマを超える派閥のパー券の売り上げ分については自分の事務所に入れるのが一般的でした。私自身はやっていませんでしたが、法令に則ってきちんと処理できていなかった議員もいたと聞きます。しかし、彼らもそれが違法だとの感覚はなかった」
裏金処理の告白
また、清和会のベテラン議員も、
「ノルマ分はきちんと清和会に入れていましたが、ノルマを超えた分のパー券の売り上げについては、自前の政治団体や政党支部に入れるのが普通でした。というのもノルマを達成できない時だってあるわけです。そうした時は、逆に政治団体や政党支部からお金を回して穴埋めをしなくてはならない。そのためには、超過分を蓄える必要があった。それが不正な行いだとは思ってもみませんでした」
ノルマ超過分を政党支部などにプールし、ノルマを達成できない場合にそこから補填していたとの言い分だが、そうしたカネは収支報告書には記載しない。つまり“裏金”として処理していたとの“告白”だ…