アメリカの大学モデル、政府モデルというと、もっと見習って良いと思う点がいくつかある。okisayakaさん(@okisayaka)の大学に関する書き込みを読ませていただいて思い出したこと。
1)まずは記録主義。日本の研究者が世界大戦時の「日本の」記録を探しにアメリカの公文書館を訪ねることからわかるように。とにかく「記録を残す」ことを重要視する姿勢。これは、本当に見習ってほしいと思う。(なので、某所にアメリカという言葉は使わなかったけど、記録を残す必要性について書いたことがある)。
2)日本では政府機能の一部とされている調査機能の大学での実施。手法や記録、そして収集されたデータが学術的な利用に有効な場合、日本では総務省統計局が収集しているような統計(統計法に基づく統計)が大学で実施されていることがある。もちろん,収集後のデータの利用は日本のものと変わらない(はずだ)。専門の部署(大学の研究所)があって、そこで実施されている。メリットは学術的な利用の促進とともに手法の吟味。大学においては専門の調査員の訓練も行い、省庁の関連分野への人材の教育も行う(卒業生も多い)。
軍産複合体に関して追記すれば、一般の人々の米国軍に対する受け止め方は日本のそれと大きく異なる。その違いは大きいのではないかと感じる。