明らかに女性の権利を縛りたいという連中の屁理屈に付き合う必要はもちろんないけれど、私たちは当然のことながら、子どもの権利…というか、私はこれは人権とか、社会正義の文脈よりは、実際問題の、どちらかと言えば医学…心の医学みたいな側面で考えているんだけど、子どもの心の成長というものを何も考えずに決めて良い話では、絶対にないと思っています。
フェミニズムとは別の文脈ですよ。
それを絶対に考えないっていうのは、やはりどう考えてもおかしいでしょう。当然、いろんなことを総合的に考えるべき問題でしょう。
女性の権利だけの話ではない。
例えば、もしもですよ、人工子宮で育ったその人が将来的に何か大きなメンタルの問題を抱えることになったら(そうならない可能性もあるけれどまだ分からない)、そういう人がたくさん増えたら、親だって、社会だって、もちろん本人だって、何年か後には、本当に取り返しのつかない問題に直面するかもしれない。
だから、そういう問題をなんか「人工子宮さえできれば」みたいに安易に考えることには、私は反対です。
分からないことの前では、私たちはもっと謙虚になるべきだ。