長々と書いてしまったが、まとめると以下になる。
「反差別の目的を持った本はバズらせて売るものではない」
なぜならバズりにはある程度の「粗雑さ」のようなものが必要になり、その粗雑さのようなものにはどうしたって「別種の差別(排除)」を生じさせる要素が(多く)含まれてしまう(可能性が高い)からだ。
(本の)主張は過激でもよいが、その届け方には慎重であれ。ということか。いや、たぶんこれも完璧ではない。しかし、とにかく、バズらせるありかたは否定しなくてはならないだろう。それは明らかに「マイノリティをまなざすもの」ではないからだ。