「講義を始めた最初の年は、小林昭七先生の 「接続の微分幾何とゲージ理論」を使い, 内容を厳選して講義を構成してみて挑戦したところ、試験では数人が満点近い点数をとったものの、 残りの大部分の学生はおおよそ0点になるという恐ろしいことになってしまった。これでは,むしろ研究室の人気が下がってしまうではないか! いかに名著とはいえ、学部の3年生にはハードルが高すぎるし, 自分にはそれをかみ砕く実力もないと反省し、学生に寄り添いながら紆余曲折を経て改造して いった講義を書き起こしたものが本書ということになる。」
だそうです。