「ジェンダー・アイデンティティとはジェンダーについてどう社会と交渉してきたかという自分とジェンダーの今までの歴史全体のこと」という三木さんのお話に雑に「性自認」「心の性」と括ることの暴力性がはっきりしたし、高井ゆと里さんの「ジェンダー・アイデンティティとは社会が決めた性別どちらに帰属するのか?という帰属意識と考えてみる。ノンバイナリーはそのどちらにも帰属できない人」という説明もすごくしっくりきました。
むらさきさんのおっしゃった「ジェンダー・アイデンティティは『試行錯誤』することも含まれるのに、決めつけられたりめんどくさがられたりする」というのにはシス・ジェンダーの自分もすごく共感しました。
ナラティブを語るとき、それを「要はどういうこと?」「複雑すぎる」「もっとわかりやすく言って」などと捻じ曲げて決めつけられるのは本当に苦しいし、それだと伝わらないのに…!と思うことは自分にもめちゃくちゃあって、勝手に「だよねだよね・・・!」と頷いてしまいました。
その複雑さや揺らぎこそが大事なことなのを忘れないようにしたいです。