よくあるよね。マイノリティは過酷な環境で苦労しながらたくましく生きてるべきだ、ていうイメージの押しつけ。マジョリティは安全圏からそれを見て感動していい気持ちになる。そして自分たちは全く傷つかずに日常に戻っていく。あぁひでぇ。そんなことしてる間にも人は一人一人日々を生きてんだよ。
話飛ぶけど、映画『サーミの血』のラストを思い出した。あれはめちゃめちゃいろんなことを考えさせられるシーンだったなぁ。
話戻して、
読者はそれを見て、もっともっと、次はもっとどぎついものを、て求めるようになる。ここでも彼女の才能は発揮されて、求められるより先に自分から次々提供していくのがプロの仕事でしょ、同じことしてたって読者は喜ばないよ、て感じでどんどん、露悪的な方向にエスカレートしていく。もともと確固たる思想や方向性があったわけではないから、それは際限なく続く。
つづく。