藤子F不二雄のSF短編集に、町中の人間が吸血鬼になっちゃって、一緒に戦ってた同級生もやられちゃって、最後まで戦ってた主人公が吸血鬼になってみたら世界の見え方が全然違ってた、という作品があるんですが、いま同性愛が気持ち悪いと言ってる人は自分の考えが変わることにすごく抵抗あるだろうけど、実際考えが変わってしまったら世界の見え方の違いに驚くんじゃないかなと思って。見えてる世界の差に泣いちゃう。そんなの、見えてる世界が変わるまでは絶対に話が噛み合わないじゃない。こういうのは本人が違和感を感じて自主的に自分の常識を疑って学びを続けるか、劇的な出来事や人との出会いがない限り変わるのは難しいと思う。