この編集者の言葉、読者側からも創作する人たちにほんまにそうあってほしくて、昨夜BTした。そして前に読んでいたゴールデンカムイの作者と編集者の姿勢が真逆で、悲しくなった。
ゴールデンカムイも「咀嚼に時間がかかるかもしれないけど、もっといい未来に進むためにも、今より半歩くらい先にある価値観を提示する」物語になると期待して連載を追いかけていたけど、最終話で「今ある価値観をただ再生産して強化しているだけ」だった。むしろ後退した歴史改竄的な価値観を提示しただけで終わった。また和人の作者が和人側に都合よくアイヌのキャラクターとアイヌ文化を描いた文化盗用の側面もあると、私は強く思う。
連載中にそんな作品だということが見抜けなくて最後まで読んでしまい、読者として問題のある作品と作者を支えてしまったことを後悔している。また連載中に作品を見抜けなかったのは、やはり自分にアイヌの歴史と文化について無知だったことも大きいので、そこも反省している。