国会が始まるとすぐ「こんな下らないこと聞くな!」「どうせなにも変えられないのだから国会なんか時間の無駄!」みたいな野党揶揄がSNS上で飛び交うものなんだけど、こういう論戦のなかで政府が腹のなかに隠している本音が飛び出すというのは本当によくあることなので、やっぱり論戦は激しいほうがいいのよね。
今回のケースでいうと、岸田君の「子ども予算の受益者は全ての国民ではない」というのは『政府は少子化とか子育て支援とかを社会全体の課題とは位置付けていない』という本音の表れだし、それをメディアが拾って報道することで広く国民に知れわたるというのはものすごくだいじなこと。
ただ、与党の質問はほぼ予定調和のヨイショアピールなので、こっちとしても聞く意味はほとんどない。重要なのは、真剣に追及姿勢を見せる野党の質問のほう。