三月十二日(日)
アメリカの「日本抹殺」の内容が、新聞に公然とあらわれてきた。これについて情報局井口(貞夫)第三部長も放送し、例の本多熊太郎もそれを言っている。彼らは「日本帝国抹殺」と「日本民族抹殺」を混淆している。
アドミラルティーのロスネグロス島に敵が上陸したと発表。海軍に優秀な青年が爭って入隊した。その優秀な学徒が、いまや全滅の悲運に瀕している。日本は彼らに待つべきものが多かった。戰後の社会は恐らく人間の断層に苦しむであろう。これが今回の戰爭のもたらした最大の損害だ。
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