#暗黒日記六月二十四日(木) 同じ高田氏のところに壯年団がきて、レコードや本で英米的なものは、全部出せと言った。さすがに「どれどれがいけないのか」と言って、一部を保存した。銅、鉄は佛壇の燈明まで出した。土橋氏のところでは、五百貫も出したとか。いずれも実話である。老人連中は、「行き過ぎだ」と非難するが、どうにも仕方がない。