全てを消費したいヒトらにすると、身体そのものだけでなく、臓器というパーツですらもその対象にする。己の体を消費財とするか否かを決められるようにするための自己決定権であり、リプロダクティブ・ヘルス/ライツだとする。社会に横たわる権威勾配、階級は全て透明化した上でだ。ネオリベはその目的を果たすために言葉の概念を奪い去るというのが大きな特徴であり、それ故に対抗するためには、「単純化せず具体的に」「物語を神話化せず、関わる人を聖人化しない」「地域や状況を限定する。それを普遍化してはならない」という原則を貫かなければならない。
階級をアイデンティティ化することの危険性はここにある。例えば、労働者階級であることを誇りに思うこととそれをアイデンティティ化することは全く違う。アイデンティティ化してしまえばそれは解体できなくなる。解体されなければその構造、つまり現実社会に横たわる差別や搾取は温存されるということだ。ネオリベは極めて巧みに承認欲求を煽りながら階級のアイデンティティ化を狙っている
階級の透明化された、議論は常に疑ってかかる。肝に銘じておきたい。たとえ善きことだとされていることでも、その例外にはならない。むしろ善きことの中にその罠は仕掛けられている
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ガイチ (gaitifuji@fedibird.com)'s status on Sunday, 18-Dec-2022 23:49:00 JSTガイチ