(Anthony Doerr #本 #書籍 #英語 話の続き)
"Cloud Cuckoo Land"
これは英語でガンガン小説読める方(そしてこういう、舞台が時と地理を飛び交う話が大丈夫な方)にぜひお薦めしたいので、あまり細かい話はしません。が...
専門家の学術的説明や批判以前に、「誰が」「誰に」「何を」伝えたいのか。
... という話が出てきた時、ボロボロ泣いてしまいました。つまり、学術的な云々はあるかもしれないけれど、まず「本当に大切なものは何か」ってこと。
誰もが、それぞれに、自分と宇宙との繋がり方を模索しながら生きている。
...のではないでしょうか。自分はそう思います。
ちょっと話が主観的な印象に入り込んでしまいましたが、自分が好きで「お薦めしたい」と思うのは、
所定の史実をなぞりながら、そこに生き得た人物像を描き、その中で時代を超えて「どう生きるのか、どう生きたいのか」考える糧を貰う。
そんな作品かもしれないな、とこの短文を書きながら思いました。