渡邉葉鳥
#本 #書籍 #英語 で読める人向けの話です。ランキングは好きではないので順不同です。「心の旅」が出来る本。思いついたまま書きます。
まずは、Amor Towlesの３冊。
お伽話なのはわかっているけど荒唐無稽すぎず、人物造詣が巧いので引き込まれてしまう、そんな作家です。これまでの作品がまだ映画化されていないのがちょっと不思議なくらい。
https://www.amortowles.com/
"Rules of Civility"
1920'sのNYが舞台。ギャツビーの世界が好きな方には是非。ほろ苦くて心に残る、大人になりかけの恋と人生の物語。
"The Lincoln Highway"
1050'sの米国が舞台。基本的には「少年の物語」です。物語とわかっていても登場人物たちに気持ちを投入してしまう！！
上記２冊は、米国文化への紹介としても楽しめますし、20世紀米国文化をご存知の方には複数のレベルで楽しんでいただけるかと思います。
渡邉葉鳥
Amor Towles
"A Gentleman in Moscow"
https://www.amortowles.com/a-gentleman-in-moscow-about-the-book/
冷戦に突入したモスクワのホテルが舞台。読みたい方にはぜひお薦めしたいので、細かく書くのは避けます。
これは映画化したらすごくもう... :ablobcatheartsqueeze: と思います。ジェンダーに関係なくsensualなストーリーですし...。
ちょっとfar fetchedだけれど、Wes Anderson監督の"The Grand Budapest Hotel"（すみません自分は最近観たばかりですが）を彷彿とさせる部分もあります。
これはAmor Towles作品の中でも最もお伽話度が高いかも？ でもね、酔わせてくれるんです。あと（細かく書きません）あるお料理が...すごく美味しそうなので作りたくなります :love_parrot:
Mayumi Naramura
@YoWatShiina The Lincoln Highway に出てくる児童施設の建物の描写を読んだとき、そうそうこういう建物あるよね、古くて大きいけどきちんとメンテされてないので不動産市場に安値で出てくる、NYCだったら一瞬でデベロッパーが買って更地にして新築物件が建つだろうけど、中西部はこういうのが今でもゴロゴロあって、時折物好きが買ってリノベ（というか、築当時の栄華をもう一度、という感じ）に励むけど、基本的にお金の底無し沼なのでしばしば途中で力尽きる。（ネタバレにならないよう、特定のディテールの印象を書いてます）
渡邉葉鳥
小説部門で同じく推すのはAnthony Doerrの作品です。
https://www.anthonydoerr.com/
彼の小説２作を読みました。
最初に読んだのは、
"All the Lights We Cannot See"
北??の街、St. Malo が舞台。
小説以前に個人的に縁のある街で、３回訪れました。当作品は第二次世界大戦が舞台です。
盲目の??少女とナチスドイツの少年が主人公です。
胸を掴まれるような思いになるけど、でも、人間について絶望するよりは少しでも希望を持ちたい。そんな思いが残る作品です。
St. Maloは街として魅力的なのであまり宣伝したくないんですけど... :ablobcatlurk:
次に読んだのは（まだ読んでいるのですが）
"Cloud Cuckoo Land"
史実としては15世紀のオスマントルコ帝国による攻撃による滅亡を横主軸とし、古代ギリシャ、20〜21世紀米国、そしてその先、につながる様々な人々の人間模様（断片的であっても）を描いています。
渡邉葉鳥
@Narako あはは、このレベルの話がこのレベルで出来るならこ先生 love you :blobcatheartbongo: :blobcatheartbongo: すぎます?
Mayumi Naramura
@YoWatShiina 物語の始まりがカンザスとかネブラスカで、あの荒涼とした田舎ぶりはオハイオやミシガンの緑の濃い田舎とはまたちょっと違うんですよ。（by 自称中西部評論家ならこ）アメリカンなディテールを楽しめる作品でした。
渡邉葉鳥
（Anthony Doerr #本 #書籍 #英語 話の続き）
"Cloud Cuckoo Land"
これは英語でガンガン小説読める方（そしてこういう、舞台が時と地理を飛び交う話が大丈夫な方）にぜひお薦めしたいので、あまり細かい話はしません。が...
専門家の学術的説明や批判以前に、「誰が」「誰に」「何を」伝えたいのか。
... という話が出てきた時、ボロボロ泣いてしまいました。つまり、学術的な云々はあるかもしれないけれど、まず「本当に大切なものは何か」ってこと。
誰もが、それぞれに、自分と宇宙との繋がり方を模索しながら生きている。
...のではないでしょうか。自分はそう思います。
ちょっと話が主観的な印象に入り込んでしまいましたが、自分が好きで「お薦めしたい」と思うのは、
所定の史実をなぞりながら、そこに生き得た人物像を描き、その中で時代を超えて「どう生きるのか、どう生きたいのか」考える糧を貰う。
そんな作品かもしれないな、とこの短文を書きながら思いました。
渡邉葉鳥
@Narako おおお... 中西部体験としては、Cleveland, OH、St. Louis MO, 各数日ずつ...あと超昔にChicago、以上。レベルの海岸者なので想像で補いつつ読む部分が多かったです（非白人東海岸白襟法曹に読み取れるものがどれだけ中央値と重なるか逸脱するかもたりないながら補足的に想像しつつ）。しかし昭和日本を知る者としては不完全ながら「はみだしっ子」（特にアンジー）を重ねる部分もありました ?
SATOKO
@YoWatShiina 葉さん、おはようございます。まさに今読んでみたい本です。希望を見出すのがなかなか難しい（見守るしか出来ない）状況ですが、前向きに :blobcat:
渡邉葉鳥
@luckyRiver SATOKOさんおはようございます！ どちらが手に入りやすいかわかりませんが、お気に召しますように。文学の力を借りてこそ勇気が出てくる、そんな時もありますからね！！！！！
今日1日がSATOKOさんにとって良い日になりますように?
SATOKO
@YoWatShiina ありがとうございます。おっしゃる通り、今がその時だなぁと思います。本探しに出かけてみます！
明日の大切なイベントに備えてゆっくりお休みくださいね :sleepingparrot:
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