『ブラックパンサー/ワカンダフォーエバー』。愛する者の理不尽な死を受け止められず、癒せず、「喪の不可能性」によってむしろ内戦/内ゲバが止めどなく悪化していく。マイノリティの連帯も、シスターフッドも、交差性も、それをどうにも食い止めれないのだな…。
何の解決もなく、暫定的に困難をやり過ごしただけ。エンタメとしての破綻ぎりぎり。
正直に言えば、面白かったのかと言われれば面白くはなかったのだけれど、建国の理念が根付き、社会運動が根付き、交差的なものが根付いた国のカルチャーの強さを感じた。日本ではこうしたエンタメはきっと作れないだろう…(『仮面ライダーブラックサン』のぐだぐだぶりはその悪場所性を象徴するのかもしれない…)
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杉田俊介 (sssugita@mstdn.jp)'s status on Monday, 28-Nov-2022 18:37:50 JST杉田俊介