3. 広州地区に長期在住しているのに広東語を解さない人に遭遇した場合、出来るだけ広東語を教えてみる。例えば会話グループの中にいるなら広東語での会話を続け、後で翻訳してあげればいい。少しずつやって行けば彼らだって解るようになってくるだろう。もし彼らに広東語を永遠に教えなければ、そして彼らが更に長期にわたりこの土地に住み永遠にマンダリンだけを使っていくなら、またマンダリンが優勢になるだろう。そうなれば広東語圏はただの「広東語訛りのマンダリン話者*」のエリアになってしまう。(公共の場から上海語が消えてしまった)上海がその典型的な例だろう。
*原文では「煲冬瓜」、一般的に南方人≒広東人はマンダリンが下手くそだと北方人から揶揄されがちでこの bou dung gwa が広東人が話す「普通話」の発音に似ている、というのをこれまた揶揄った表現なのです。それだけ広東人にとってマンダリンが「外国語」なことが判る話でもあります。