マヨット
Mayotte
マヨット (Mayotte)は、フランスの海外県(フランス語: collectivité d'outre-mer)であり、海外地域圏(Région d'outre-mer)である。アフリカ大陸南東、マダガスカル島との間のモザンビーク海峡に浮かぶコモロ諸島に属する島である。コモロ諸島の最も南東に位置する。マヨット島を除く他の島々は独立国家コモロ連合であり、同国はフランスに対し、マヨット島の領有権および返還を主張している。
領名
フランス語名は、Mayotte(マヨット)。英語読みでは、マイヨット。
フランス領となる以前からの伝統的名称は、Mahoré(マオレ)で、この島の帰属を主張するコモロは、こちらで呼んでいる。
日本語の表記は、マヨットが最も多く、マイヨット、マホレ、マオレとも書かれる。
歴史
1841年、フランスはマヨット島の王からこの島を買収してフランスの植民地とした。
その後、フランスはマヨットを拠点として残るコモロ諸島3島をも植民地化した。1912年7月25日、コモロ諸島植民地は、フランス領マダガスカルに併合。第二次世界大戦中は、マヨット島にイギリス海軍の基地が置かれた。1946年にコモロは自治領になり、1958年にマダガスカルがフランス共同体の自治共和国になったため、コモロ諸島はフランス海外領土となった。その後、1961年に内政自治権が認められた。
1960年、コモロ諸島の首府がマヨット島のザウジから…