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    エリン (erin@fedibird.com)'s status on Tuesday, 03-Jan-2023 20:22:13 JST エリン エリン

    皆川博子 著『夜のリフレーン』読了。
    24の短編小説集。幻想と耽美。
    影の中に美しい文章がゆらりと匂い立ち惑わせてくる。知らない間に非日常に迷い込んで1人きりになってしまったような。このまま現実と幻のあわいで漂っていたくなる。
    一つ一つのお話は短いながらも密度の高さがあった。

    特に印象に強いのは以下の3編。
    ・衆道をテーマに心の奥に触れる「妖瞳」
    ・纏足の少女をめぐる大人たちの醜さが露わになる「紅い鞋」
    ・虚無感を隠さない、謎多き女が主人公の「青い扉」
    どれも、こういう話なんですよと一言で表せない、表したくないようなものばかりで迷いながら感想を書いている。
    図星でドキッとさせられる一文が挟まってきたり、淡々とした語りに共感したり、特に女性が主人公の話は他人事に思えなかったりもする。
    この主人公は何故こんな風に生きているのか、何が彼ら彼女らをこうさせたのかと物語に引き込まれていった。

    #読む #読書 #読了

    In conversation Tuesday, 03-Jan-2023 20:22:13 JST from fedibird.com permalink
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      エリン (erin@fedibird.com)'s status on Wednesday, 04-Jan-2023 01:17:12 JST エリン エリン
      in reply to

      「妖瞳」の主人公の肥大した想像力の描写にハッと吸い寄せられた。
      光次郎の言い淀んだことを内心では知りたがっている。その1ページほどの文章がまさに主人公の言う通りに「舌なめずり」する様子だった。激しい思い込みが頭の中で暴走しているのがよく伝わってくる。共感できる箇所はないけれど、流れるように読める心地よさや、欲望に満ちた表情まで浮かんでくるような迫力があって、ここを何度も読み返してしまった。
      口に出していないのに異様な空気を感じ取り、光次郎が後じさりしたのも無理はない。

      In conversation Wednesday, 04-Jan-2023 01:17:12 JST permalink

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