SPYxFAMILY雑感。
ゲンナリはするが、あまり意外ではない。「国策」として東京オリンピックの延長線上であるし、関西における維新の躍進に、メディア産業のほとんど全面的と言っていいバックアップがあり、それを経験したものからすると、吉本が「Cool JAPAN」に変わったにすぎない。いまどきのメディア産業の中の人が、衒いなく、政府広報をやっちゃうことに意外さは感じない。あれだけカッコつけていた平成のサブカルスターたちのオリンピックへの参加よりは、なんというか、まだげんなり度合いは少ないかな。
ただ、それが戦争のような激しく情動を喚起する問題ではなく、マイナカードでああいう露骨なプロパガンダをやったことには、いくらか驚かないではない。
そしてそれ以上に、無意識なのか意図してなのか、付されているコピーに「オペレーション」という表現が採用されていることについては、やはりキナ臭さを感じざるを得ない。すくなくともそれがプロパガンダであることはわかっている。無邪気さの発露ということであれば、おそらくはそれがもっとも危険な要素ではあろう。もはや歯止めになるようなものはない。
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ねずみ王様(blue) (yeuxqui@toot.blue)'s status on Wednesday, 21-Dec-2022 17:49:46 JST ねずみ王様(blue) - こややし? and そば屋の側のうどん屋(あお) repeated this.
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ねずみ王様(blue) (yeuxqui@toot.blue)'s status on Wednesday, 21-Dec-2022 17:55:38 JST ねずみ王様(blue) 考えすぎということであればいいのだが、まさにこういう問題こそが「戦争のような激しく情動を喚起する」ものとなっているという気配はないではない。つまり市民社会における戦争の気配がそこにあったりはしないかということなのだが。Enzo Traverso ではないが、 la guerre civile mondiale といった気配はこの間、濃厚に漂っている。