最近の色々な流れと照らし合わせると猛烈に嫌な予感がしているので久々に『大政翼賛会のメディアミックス』を開いている。
1940年に日本共産党以外の左派政党もふくめたすべての政党が「自発的に」合流して発足した大政翼賛会の宣伝局が、新日本漫画協会とタッグを組んで参加型コンテンツで国民を動員したくだりは何度読んでも背筋が凍ってくる。しかも当時はAIをふくめた情報技術などなかった時代。
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高橋ミレイ (mikeneko301_2022@mstdn.jp)'s status on Friday, 09-Dec-2022 23:50:30 JST 高橋ミレイ - 烏丸百九@バーチャル評論家, にわ and ENZZO repeated this.
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高橋ミレイ (mikeneko301_2022@mstdn.jp)'s status on Saturday, 10-Dec-2022 00:57:47 JST 高橋ミレイ この本、ニコニコ共栄圏のくだりは正直「?」なところもあったけど、1940年から終戦までの間、今も一部のネット民にサヨクメディア扱いされているものもふくめた媒体や出版社、広告会社、コンテンツ制作者、アーティストなどが一丸となって表現活動を献納し(当然それに反した少数派もいたが)、「戦時下にあるべき国民の姿」を示し、翼賛体制礼賛や戦争賛美、さらには国民間の相互監視を促したこと、それがある程度の成功を収めたこと、何よりそれらに加担した人々や企業の多くが戦後も各業界で影響力を持ち続けていたことが豊富な資料とともに示されている。
『大政翼賛会のメディアミックス:「翼賛一家」と参加するファシズム』
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