この間「私はいったい何と闘っているのか」というタイトルの映画を見た。とても面白いタイトルでキャストも設定も良かったけど、全体通すと…な感じで惜しいなと思ったが、それはさておき。様々な理不尽に埋め尽くされている、この混沌とした社会で生きていく中で、「戦っている相手が誰なのか」という問いを持っていることはとても大事であるのは違いない。
女性の身の安全を守る非営利団体に向けられる理不尽極まりない集団攻撃の中に法曹関係者や報道関係者が紛れ込んでいるのを見るにこの国が明らかに後退している、衰退しているさまを見せつけられ、暗澹たる思いが強まるばかりである。
彼らが何と戦っているのか。耳を澄ましてその声に耳を傾けても全く理解できないし、たとえそれを理解したとしても、実際に行っていることをみたら、整合性は皆無であり、現状を一言で言えば「論じるに値しない」となる。