昨日、新しい理事会が選出されたいわき信用組合問題、朝日新聞の続報が光っています。
ほかは、公式発表にコメントを加える程度の解説しかないので、取材をしていると、こういう情報が出せるという違いがよくわかります。
不正融資の金が現金で管理されていたということは、ほぼ100%の確率で、さらなる不祥事が出てくるでしょうし、新しい生え抜きの理事長は、適切に対応できないので(そもそも、こういう場合どうすれば「適切な」対応なのか自体がわからないはず)、ここで体制を一新して全部入れ替えておけばまだ存続できたものを、ずるずると経営継続が不可能な状況に追い込まれていく、という形になるのではと思います。
活力のなくなった地方というのは、どこもこういう末路を辿る、という例になるように思います。
そして、これは福島復興政策の行き着く末と重なって見えます。
「複数の信組関係者によると、不正融資の一部は職員によって店舗で現金でおろされていた。現金は本店幹部が管理し、不正融資の際に使う顧客の名前が書かれた印章と一緒に、本店内で保管していたという。」
不正融資の一部、現金で本店で保管か いわき信組、使途不明の温床に
https://www.asahi.com/articles/AST6F347NT6FUTIL023M.html