AIは確かに世界を変えるだろう。
そもそもできる人は、できることをAIで時短・省力化してこなし、成果をどんどん拡張していく。その一方で、そもそもできない人はAI使って要領よくこなしてるつもりでいると、独力でやり切る力は身に付かないままになる。それは恐ろしいことだと思う。
分岐点になるのは、AIの吐き出した成果を自力で評価したり改善したりできるかどうか。それができないままだと、AIを使ってると言うより、AIに使われてる状態なんだよね。しかも、本人はそのことに、容易には気づけない。
このようなことは別にAIに限った話ではない。パソコンをはじめ多くの技術はそういうものだし、医者や弁護士など専門家の力を借りる場合でも、論理的思考や質問する力量などがなければ使いこなせないことはいくらでもある。
だから、第一に、個人として自身の力をできるだけ伸ばすことはますます大事だし、第二に社会としては、新たな可能性は格差をむしろ拡大していくのだから、それを人為的に縮める方策を先手を打って用意していかなければならない。……ってことなんだろうなって思う。