パリオリンピックの開会式、生中継版を録画しておいて後から見たのだけど、4時間以上の長丁場を、次々と仕掛けを繰り出して飽きさせない展開で、見始めたら最後まで見てしまった。
セーヌ川を移動して名所旧跡紹介をショーとして見せつつ、改めてエッフェル塔をシンボルとして強調する、という構図で、パリのプロモーションとしてはお見事。
NHKの解説は平和の祭典扱いには抑制的で、パレスチナによるイスラエル出場停止要請についても触れていた(一方で民放は手放しに平和の祭典を連呼しすぎのような)。
あと、国際映像に説明がなさすぎて、NHKの中継チームも、情報がなくて苦労している様子も。音を聞いていると、メイン会場では、フランス語のアナウンスが入っていたようだけど、字幕的なものはほとんどなかったかと。フランス語が分からない方が悪い的な割り切り、というか開き直りはフランスっぽいかも(偏見)。
普段見聞きすることのない、国や地域の名前に触れる機会としては、他にないのも確かで、ライブの映像ショーとして良いできだったと思う。ただ、こんなものを毎度期待されたのでは、もはやどこも招致などできないという気も。