NHKのプロフェッショナルでは、能登地震の被災者となった過去の出演者をとりあげていましたが、災害直後の被災地の人々の精神状態が極めて不安定な時期に、被災者個人にフォーカスを当てた番組作りをしているのをみたのも、気分がよくない理由のひとつです。
出演した人は、出演したことによって他の被災者からのなんらかの感情をぶつけられる矢面に立つことになります。
本人は、それを復興のために、とあえて引き受けたというかもしれませんが、相当に強い精神的負荷がかかるはずです。
人によっては、番組出演がきっかけで強い鬱状態になることさえあると思います。
がんばる被災者のストーリーが欲しいのはわかりますが、正直、今この時期に取り上げる必要があったのか、と思いました。