震災以前から、人口減少社会で過疎の農村をどうしていくか、ということについては、2010年に『撤退の農村計画』という本が出されています。
https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-book/9784761524890/
ここでは、余力のある段階での戦略的な撤退の仕方が提言されているので、現状のような災害によって集落が壊滅的な被害を受けたあとどうするか、とは前提条件が異なってくるのですが、それでも、参考にできる部分はあるのではないかと思います。
この著者のお一人の林直樹さんは金沢大学に所属されているはずなので、復興計画を立てる時に、知名度と霞ヶ関・永田町・地元政治化と謎のパイプは持っているだけの、謎の政治学者や謎の経済学者や謎の社会学者ではなく、きちんと地元の事情に精通しながら、専門知見をお持ちの方の意見を参考にされることを強くお勧めします。