吉本興業の芸人もそうですが、人をいじめることによって笑いを取るスタイルは、それを「笑い」にできる文化土壌がある、ハラスメント大国日本でしか成立しないものだと感じてきました。
自分も外国の人と付き合うようになった時に気づいたことのひとつは、「自虐ギャグ」が通じない、ということでした。
真剣に気の毒な顔をされるので、そうか、これは日本でしか「笑い」にならないんだ、と気づき、なるほどこれもハラスメント大国日本の特異性だと思いました。
吉本興業は、海外進出をしようとして失敗したと思いますが、ハラスメント芸で海外で受けようとするのは、そりゃ無理だと思います。
自分を卑下することを言うことができるようになってこそ一人前、といった風潮も日本社会には強いですが、それも日本でしか通じないと思いますし、早い話が、既得権益階層が気持ち良くなるためのツールでしかないことに気づいたので、私は採用しないことにしました。
日本だと、「クソ生意気なオンナ」扱いになるのですが、「知らんがな」で通すことにしています。