キエナイ🦌No Base in Mageshima❗️
BT
まだひろゆきに人間的な部分を少し期待していた時にYouTubeライブの切り抜きを見ていた。
なぜパリに移住したのか？
というスパチャに対し
（彼にYouTubeライブで物を言うには金がかかる）
文化的な遺産の残る場所は
たとえば京都は原爆投下を逃れたように
戦争がはじまっても甚大な被害を逃れやすいと思うから、と回答していた。
個人がどこに住むかはプライベートなので何もいいようがないのだが
そこからこの発想が肥大して
“自分の拠点の安全確保のためなら
他所はどうなってもかまわない
っていうか、わざわざそんなとこに住んでる方がどうかしてない？”
まで行ってしまっているからそんなこと出来るんだろうな、ぐらいは思う。
キエナイ🦌No Base in Mageshima❗️
そのひろゆきの挙動というのは「ふつうの日本人」という概念が支えている。
《ふつうの日本人を生きる》
それがわれわれが生きていく上で、最も安全で安心感のあることであり、
彼の言うところの「無能」が生きていきたいならそうするより他ないんじゃない。というような。
これに近いツイートを数年前に見たことがある。Dappiの維新版のようなアカウントではないかと疑われていた、あるいは疑った記憶がある。
私はそのアカウントの発信はすごく巧みだなと思って恐ろしくなった。
そのアカウントがその時バズらせていたツイートの内容は
《ふつうに生きて
ふつうに好きな異性と付き合って
ふつうにセックスして
ふつうに家庭をもって
ふつうに働いて
ふつうに死んでいく
それが幸せなんだ。》
そういう内容だった。
このつぶやきはこの1個だけ見れば、一見とてもありふれていて、働いて疲れて帰り道や家で、幸せってなんだろうとかぼんやりとニュースや社会問題、たくさんの視点が濁流みたいに流れてくるタイムラインで、それだけはゆるぎなく同意できるように思えて、また明日からがんばろうって思えて、多くの人がうなずいてしまいそうになるだろう。
だが、《ふつう》の物語に絡め取られそうになるたび、気をつけなければならない。
その人のさも真理や定石、あるいは人生攻略法のように投げかけてくる《ふつう》は、意図的に溺れる者の心理につけ込み、だれかの排除を促進しようとしている恐れが非常に高い。
キエナイ🦌No Base in Mageshima❗️
何も考えず、ただ働けば生活ができた《ふつう》が成り立っていた時代はもう過去。アメリカの属国を受け入れることでかりそめに成り立っていた豊かさはどんどん切り崩されて、見ないふりが出来ないほどに暮らしがひどくなっている。なのに多くの人がそれを引きずっていることが問題。
要は怠惰である。
がんばっている。
でも自分の人生を生きるがんばりかたではない。
自分と同様に困っている人間とともに助かりに行こうとするがんばりかたではない。
大きな物語によって、助けてもらおうとしすぎである。
助かりに行く。
黙って過労するのではなく、必要な補助を受け取りに行く。
そもそもの問題はどこにあるのか知りに行く。
ふつうの幸せは人の数だけあるべきもの。それが成立していかない現状なら積極的に主体的に動くこと。そういう、一番やりたくない、めんどくさいことを、なるべく色んな立場の人間が数の力と知恵を駆使してやるしかないと知るしかないのだ。それが自分たちの《ふつうの幸せ》を守るための一番の近道でもあるのだから。
GNU social JP is a social network, courtesy of GNU social JP管理人. It runs on GNU social, version 2.0.2-dev, available under the GNU Affero General Public License.
All GNU social JP content and data are available under the Creative Commons Attribution 3.0 license.